値段交渉のコツ
原付を売る際の交渉ですが、基本的には、相場を知っているか、知らないかで、結果が大きく違ってくるものとなります。買取相場がどのように決められているのか、一般の人は知りません。
二輪車や、四輪乗用車などの場合、オートオークションでの落札相場というものがあり、それが、買取相場に直接的な影響を与えます。
今日の落札相場が10万円だとすれば、買取相場はそれ以上にはなりません。明日の相場が15万円だと、昨日より5万円高く売れる可能性が出てきます。実際には、このような大きな変動は、それほどありませんが、落札相場が影響していることは頭に入れておく必要があります。
原付バイクの場合は、もっと単純で、店頭でいくらで売れるか、ということが大きな問題です。中古バイク店に並べられている原付の価格をみれば、大体、自分のバイクが最高でもどの位の価値なのか、ということが分かります。
もちろん、店頭価格には、業者の利益、経費などが含まれていますから、売却する場合は、店頭価格より4割程度下がる、と考えておくべきです。10万円で売られているものなら、5万円程度。6万円で売れるなら御の字、という具合です。
普通の中古車は店頭販売価格の半分程度と心得る
さて、交渉は、相場感があって、初めて出来るものです。例えば、自分と同じ原付バイクが、中古店で7万円だったとします。すると、売却金額は、おおむね3〜4万円程度です。
もし買取業者が、2万円というなら、交渉であと少し上乗せしてもらわなければ、損をします。もし業者が4万円で買い取る、というなら、即決しても良いでしょう。
気持ちよくスムースに手放すことは、高く売ることと同じくらい大事なことです。おそらく、2万円の査定を3万円にすることは可能です。しかし、4万円の査定を5万円にすることは至難の業、ほとんど不可能でしょう。値段交渉は、相場感、相場勘が大事なことです。
時間を使いたくない、ということなら、買取業者を同じ時間に呼び集めて、一番高い査定をしてくれる方に売却します、書類はそろっています、とやれば、一番確実に、愛車を高額で売却することが可能です。
買取業者3社と商談をしました
業者に相見積もりを頼みました。午前、午後、夕方と3社と会いました。1日仕事で疲れましたが、満足の良く結果になりました。後から知ったのですが、相見積もりは、業者を一度に集めてもかまわないみたいで、むしろその方が、結果も早く良いものが出る、ということでした。もっと早く知りたかったです。
査定額に納得出来ない場合
査定額に納得できないようなら、業者を変えてみることが得策です。
業者によって、扱う車種に、得手不得手があります。得手不得手というのは、そのお店に、原付バイクを買うお客さんがいるかどうか、の問題です。結局、売れなければ、買取業者は損をすることになります。
原付を売ることが得意でない業者(稀にあります)は、高い金額で買うことが出来ません。
一方、原付バイクを専門的に扱うような中古ショップでは、仕入れればすぐに売れていくという感覚があるので、他より、多少高く買っても、仕入れたバイクを現金化するノウハウがある訳です。得意な業者に売ることが、一番高く手放すコツの一つです。
中古車売却に過度な期待は禁物です
査定額に納得がいかないとうい場合、問題がどこにあるのかをハッキリさせてなくてはなりません。査定金額が低い、と感じる理由はどこにあるのか。例えば、友人が同じバイクをもっと高く売ったという話を聞いた。これは、友人の話が確かかどうかが問題になります。
また、店頭でこれぐらいで売っているのを見たから、それに近い金額で売れるだろうと思ったという場合。これは、店の利益、経費を低く見積もりすぎているかもしれません。
最近は、悪徳業者という存在は、ほとんど見ないのではないでしょうか。バイクや自動車の査定が分かりにくいのは、買取相場がわかりにくい、ということから来ます。買取相場がハッキリしないのは、業者だけのオートオークションの相場が、日毎に変わるからです。
オークションの価格が変動するのは、そのバイクが、店頭で売れているか残っているかに影響されます。結局、消費者の、消費行動によって価格が決定される、という原則がある以上、分かりにくいことは仕方のないことなのかもしれません。
原付バイクの査定額に納得できない場合、その理由がどこにあるのかをハッキリさせて、やはり、業者の査定額が低いと思うようであれば、その業者とは契約せず、他の業者に見積もらせてみることが一番良い方法です。
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